2015/07/01
ミラノの美しい「平和の門」、ナポレオンの思惑の産物でした!
❝センピオーネ広場の中心にミラノの新古典主義建築の傑作の一つ、アルコ・デッラ・パーチェ
(平和の門)が聳えています。門はナポレオンの凱旋を祝って1807年にルイージ・カニョーラの
指揮で着工しますが、ワーテルローの戦いの直後に工事は中断され、1826年、オーストリア皇帝
フランツ・ヨーゼフ1世により、1815年にヨーロッパに訪れた平和を記念するための平和の門として
完成させられました。
なるほど。ナポレオンは自分の凱旋を祝って「凱旋の門」として建てようとしたそうですが、
この門が完成したのは彼が失脚した後ですね。
どんな人でも時代の流れには逆らえないということですね!
❝バヴェーノ産花崗岩で建設され、クレオラ・ドッソラ産大理石で外壁を覆われた門の除幕式は、
1838年に行われました。記念碑の頂きに聳える「平和の六頭立ての馬車」を象ったブロンズの彫刻群
(アッボンディオ・サンジョルジョのブロンズ像)とその周りを囲む騎乗の勝利の4体の彫刻がひと際
目を引きます。一方、正面には擬人化されたポー川、ティチーノ川、アッダ川、タッリアメント川の像が
象られています。現在、飲食店、ディスコ、レストランが集中するアルコ・デッラ・パーチェの地区は、
友人や同僚とアペリティフを楽しむ人達の人気スポットの一つになっています。
アルコ・デッラ・パーチェ(平和門)を中心とした町並みは恐ろしいほど整っていますね。
まるでナスカの地上絵のようで神々しい雰囲気を醸し出しています。さすが、古代の人々の知恵には感心します!